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形成外科

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形成外科 1診 (午後)中原

概要

兵庫県立がんセンターにおける形成外科はがんセンターの形成外科として悪性腫瘍切除後の、再建外科手術を中心に行っています。その中でも特に頭頸部再建の手術が最も多くなります。頭頸部外科や口腔外科領域の舌癌、口腔底癌、下咽頭癌、頸部食道癌などの腫瘍切除後に遊離皮弁を用いた再建手術を行っています。頭頸部領域の腫瘍切除後の再建外科手術においては、機能的には摂食及び構音機能の温存が第一目的になります。また頭頸部領域においては、形態の変形は著しくQOLの低下を招きますので出来るだけ整容的にも変形をきたさないような再建が求められます。

これらのニーズを満たす為に遊離皮弁を用いた再建手術が行われます。遊離皮弁とは動静脈の血管茎をつけた組織を体から切り離して、その血管を別の場所の血管と顕微鏡下に吻合することにより移植する方法です。この手技により、必要な組織を、必要な量だけ、必要な場所に自由に移植することが出来るようになり、以前の方法に比べて飛躍的に質の高い再建手術が行えるようになりました。たとえば頸部食道切除後の再建は、小腸の一部を取ってきて移植することが可能になり、それまでの皮膚を使った再建手術に比べてはるかに摂食機能の向上が得られるようになりました。また大きな組織の移植も可能になった為、今までは切除範囲が大きすぎて、手術不可能であった進行した癌であっても手術を行うことが可能になり、手術の適応範囲も広がることになりました。

また、当センター独自の取り組みとして、耳下腺進行癌切除後の、頚神経ワナによる顔面神経再建手術や、高圧滅菌処理した下顎や、上顎の骨を再利用して遊離皮弁と組み合わせて再建する方法なども、症例によって行ったりしています。

頭頸部領域の再建手術のほかにも、腹壁や、四肢・体幹の再建手術など、消化器外科や乳腺科・整形外科・呼吸器外科・皮膚科との共同手術も行っています。

当科を受診される方へ

外来日は金曜日の午後1時から午後4時までです。また月曜日に局所麻酔の手術枠もありますので、細かな手術の需要にも対応できるようになりました。形成外科における局所麻酔の手術では、顔面の腫瘍など整容面に配慮した細かな皮膚の手術を行います。形成外科で扱う疾患は本来、(1)先天奇形、(2)顔面骨骨折などの外傷、(3)皮膚の腫瘍、(4)再建外科の4つですが、当センターの性格上(1)と(2)は扱うことが困難です。しかし、当がんセンター周辺には形成外科のある病院があまりありません。そこで局所麻酔の手術で対応できるものについては、できるだけ対応するつもりですし、当院で扱えないものについては大学病院等、適切な病院に紹介致しますので、ご相談ください。

当科を受診される方へ

紹介元の先生方へ

外来日は金曜日の午後1時から午後4時までです。当院におきましては病院の性格上、すべての形成外科疾患を扱うことは出来ませんが、外来では局麻手術で対応出来るような皮膚の小腫瘍やケロイドの治療を主に行っています。明石地区には他に形成外科の外来がありませんので、何かお困りのことがあればご相談ください。当院で対応できない症例は大学病院等、適切な病院に紹介いたします。

スタッフ

スタッフ 資格等 主な所属学会
中原 実
形成外科部長(科長)
細菌検査室長
1986年卒
日本形成外科学会専門医 日本形成外科学会
日本マイクロサージャリー学会
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本頭頸部癌学会
日本褥瘡学会
日本感染症学会
皮膚腫瘍外科指導専門医
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

2015年6月