がんセンターについて

診療部の紹介 -皮膚科-

診療部の紹介

兵庫県立がんセンタートップページ > がんセンターについて > 診療部の紹介 > 皮膚科

皮膚科

診療カレンダー

   
皮 膚 科 1診 村田 村田 村田 髙井
2診 髙井 髙井 川田 川田

概要

「皮膚科の病気で入院するとは思いもしませんでした。」
当院皮膚科に入院された患者さんや家族の方からよくお聞きする言葉です。皮膚科というと皆さんは湿疹、水虫、イボあるいはニキビなどを連想すると思います。それは勿論、間違いではありません。
これらありふれた疾患は実際頻度が高く、その治療には、日常の生活指導を中心にしたきめ細かい指導と薬物治療などが必要です。あるいは皮膚の若返り、脱毛処置、プチ形成といった美容的なジャンルもあります。いずれも専門的な知識と技術を必要とする分野です。しかし、皮膚の病気は必ずしも、こうしたありふれたものばかりではありませんし、皮膚科は美容ばかりを追求するわけでもありません。
膚の病気が生命に影響することもあれば、あるいは機能障害につながることがあります。
それには ①皮膚だけの問題の場合と、 ②内臓の疾患と関連した皮膚症状が問題となる場合があります。

①皮膚だけの問題

その代表は皮膚癌です。内臓には内臓のそれぞれの癌があり、胃には胃癌、肺には肺癌、血液には白血病ができます。それと同じく皮膚には皮膚癌ができます。皮膚で無制限に増殖し、また、リンパ節や、他の臓器に転移していく可能性があるのは他の癌と同じです。ただ、皮膚癌には多くの種類があって、極めて進行が早くて生命を脅かすものから、ゆっくりと皮膚だけで増える時間の長いものまで様々です。また皮膚癌は内臓癌と異なり、直に目で見ることができます。自分で異変に気付くことが早くにできますから、癌の初期、あるいは癌になる前の状態(前癌状態といいます)で発見されることも少なくありません。その時期で皮膚科専門医の診察を受けて頂ければ、最小限の治療で完全に治癒する可能性が高いです。

<代表的な皮膚癌>
皮膚癌には幾つかの種類があり、その見え方、悪性度は種類によって大変異なります。頻度の高いものから、基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫、乳房外パジェット病、稀なものに血管肉腫、などがあります。どの皮膚癌も高齢の方に生じる傾向があります。各疾患の詳細を、「当科の標準治療と治療成績」に掲載します。

②内臓の悪性疾患と関連した皮膚症状

膠原病、自己免疫疾患そして糖尿病や肝疾患が皮膚症状から発見されることがあります。同じように、皮膚以外の内臓、血液の悪性腫瘍が皮膚症状から発見されることがあります。これらのことも、皮膚癌そのものと同様に、日常のありふれた皮膚症状と見分けることが重要です。 内臓の異常を教えてくれている皮膚症状なのか、単なるありふれた皮膚疾患なのか、これを見分けるのは熟練した皮膚科専門医の目が必要です。当然のことですが、皮膚の病気は皮膚科専門医に相談することをお勧めします。

当科を受診される方へ

がんセンター皮膚科の使命

多くある皮膚癌の種類を正確に把握することは、的確な治療を行うために大変重要なことです。その疾患を常に多くみている医師ほど、的確な判断ができるのは当然のことでしょう。 前癌状態や、おとなしい癌には行き過ぎない治療を考え、進行が早く生命の危険性がある癌では、それに応じた充分な治療を計画するべきですが、こうした皮膚癌の診断、治療はがんセンター皮膚科の使命と考えています。上に挙げた皮膚癌の治療としては、基本的には手術治療が最も有用です。必要な場合には、疾患の進行度、年齢を考慮して、放射線治療や抗癌剤治療も行います。

内臓の悪性疾患と関連した皮膚症状

膠原病、自己免疫疾患そして糖尿病や肝疾患が皮膚症状から発見されることがあります。同じように、皮膚以外の内臓、血液の悪性腫瘍が皮膚症状から発見されることがあります。これらのことも、皮膚癌そのものと同様に、日常のありふれた皮膚症状と見分けることが重要です。 入院しないといけない皮膚疾患なのか、ありふれた皮膚疾患なのか、これを見分けるのは熟練した皮膚科専門医の目が必要です。当然ですが、皮膚の病気は皮膚科専門医に相談することをお勧めします。

セカンドオピニオンについて

皮膚癌に関するセカンドオピニオンをご希望の方は、ご遠慮なくお越し下さい。

当科を受診される方へ

紹介元の先生方へ

当科では病院全体のがんセンター特化への方針に沿って、皮膚悪性腫瘍を中心に診断治療を行っています。主な対象疾患は、基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫、乳房外Paget病、メルケル細胞癌、皮膚悪性リンパ腫、血管肉腫、その他ボーエン病や、日光角化症、あるいは転移性皮膚腫瘍となります。疾患、病態に応じた適切な治療を目標とし、手術治療以外に、必要に応じて、センチネルリンパ節生検や標準的な化学療法を行っています。悪性黒色腫については日本皮膚外科学会でのgroup studyをとりまとめ、本邦での治療予後の解析を約20年にわたっておこなっています。またPET-CTは悪性黒色腫の転移病巣の検出に有用で、当センターで施行できます。複雑な病態に対しては、頭頚部外科、消化器外科、乳腺外科、放射線科、脳外科、形成外科、緩和医療科を始めとして、他科の協力を得て治療にあたっています。

スタッフ

スタッフ 資格等 主な所属学会
村田 洋三
部長(医療情報担当)
皮膚科部長(診療科長)
1978年卒
日本皮膚科学会専門医・指導医 日本皮膚科学会
日本皮膚外科学会評議員 日本皮膚外科学会
皮膚悪性腫瘍指導専門医
日本皮膚悪性腫瘍学会評議員
日本皮膚悪性腫瘍学会
日本皮膚病理組織学会理事 日本皮膚病理組織学会
高井 利浩
皮膚科医長
1997年卒
日本皮膚科学会専門医・指導医 日本皮膚科学会
日本皮膚外科学会
皮膚悪性腫瘍指導専門医 日本皮膚悪性腫瘍学会
日本皮膚病理組織学会
日本癌治療学会
川田 裕味子
皮膚科医長
2004年卒
日本皮膚科学会
小猿 恒志
皮膚科医長
2006年卒
日本皮膚科学会
日本アレルギー学会
日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会

2015年6月